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コモテックは、石油公団「石油・天然ガス開発利用促進型特別研究」において、産業技術総合研究所、岩谷産業(株)、三菱ふそうトラックバス(株)の4社の共同研究として、ジメチルエーテル(Dimethyl
ether : 以下DMEと略記)を燃料とする小型トラック(写真1)および車椅子用リフト付き福祉マイクロバス(写真2)を開発しました。。
DMEは天然ガスや石炭から安価に大量生産が可能な合成液化燃料です。数気圧の加圧で容易に液化しLPGと同様のハンドリング特性を持ち、高セタン価を有し圧縮自着火運転が可能なことから、低公害高効率ディーゼル新燃料として近年注目されています。
DMEは、2006年に年間約200万トンの燃料としての市場導入が予定されています。ディーゼルエンジンとともに、ボイラ、ガスタービン、燃料電池等のDME利用技術研究開発が産学官一体となって急速に進められています。
DMEは、燃料中に炭素同士の結合を含まず、さらに酸素を含んでいることから、煤を全く排出しない。これがDMEディーゼル自動車の最大のアピールポイントです。ただし、液体での物理的性質が軽油など従来のディーゼル燃料と大きく異なるため、既存ディーゼルエンジンでは燃料噴射系に変更が必要となります。
写真1、2の開発車両は、レトロフィット対応(必要最小限の改造)、すなわちエンジンには手を触れず、燃料供給系(写真2)と噴射制御のECUの改造のみでDME燃料に対応させています。
具体的には、
(1)燃料噴射ポンプ内のシール材の変更
(2)燃料供給循環系の高圧化
(3)燃料循環量の増加による燃料噴射ポンプの冷却
(4)エンジン停止時の燃料系パージ機能
(5)DME燃料への200ppm程度の潤滑性向上剤の添加
(6)噴射時期制御のECUの変更
などが主な変更箇所となります。
レトロフィット対応とすることで、実用化されたときのコスト低減や使用過程車への適用が期待できます。
この車両は、大臣認定によるナンバ取得し公道およびテストコースによる走行テストを行い、ドライバビリティを含めて完成度の高いDME自動車へ研究開発を続けています。
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